全仲連　池袋の幸ふくろう仲人です。
今回は「全国仲人連合会」略して「全仲連」について触れさせていただきます。
「よく似た名前があるけど、何が違うの？わからないわ。」
お電話の問い合わせで、戸惑ったように聞かれたことがあります。
私もネット検索をすると、結構「仲人」が入った名称を見つけます。間違えやすいですね。
「全国仲人連合会」
カタカナや英文字の社名が飛び交う「結婚相手紹介サービス業」において、頑固なまでも“昭和”の香漂う名称です。これこそ、この業界のパイオニアとしての証しです。
「全国仲人連合会」（略して『全仲連』）は、昭和45年（1970年）に、当時まだ「結婚相談所といった概念がまったくなかった時代」1）、「『相手を自由に選べる時代だからこそ、明るく良心的な結婚相談所が必要』という考えに、政財界や、元皇族の方など多方面からの賛同を得て結婚相談所を組織化する事業に乗り出し」2）業界の先駆けとして発足しました。1970年は大阪で万国博覧会が開催された年です。この頃は、学校の校長先生に良縁をお願いする親御さんが多かったようです。
ところで、コンピュータのOSに、ウインドウズとアップルがあります。ふつうウインドウズシステムが採用されていますね。スマートホンであれば、アンドロイドが世界的には標準として採用されています。こうした、実績から標準化された規格や製品のことを、“ディファクト・スタンダード”といいます。
「全国仲人連合会」も「結婚相手紹介サービス業　仲人型」のディファクト・スタンダードといえます。なので、その後の似た名称やシステムが、出てきた訳です。「良縁ニュース」による紙媒体管理、検索システム、仲人が仲介するお見合いシステム等。創業当初からすでに完成されており、対人型で会員の方とのコミュニケーションを大切にしていく姿勢は、今も受け継がれております。

1)、2)宮原祐輔、第6章、全国仲人連合会、全国仲人連合会、2003-10-28、ｐ.138、ｐ.137