東京都が初めて結婚応援イベント「TOKYO縁結日 2017」を3月4日土曜日13時～17時まで東京国際フォーラムで開催する。報道発表が2月24日という役1週間前の開催間際。少子化問題に非常に危機感がある内閣府を後ろ盾としているが、ゲスの勘ぐり的に見てしまうと、一部の企業が計画を隠密裏に進めていた感がぬぐえないほど唐突である。とは言え、少子化問題でとかく子育て支援のみに注力してきた東京都が、本質的な問題である都民の「結婚」について少しでも関心を持っていただけたのは、結婚を望む方たちにも、我々のような地道にまじめに取り組む仲人にとっても良いことだと思う。
ただ、いまいち主宰ホームページを見るとなんかテーマがよくわからないのは私だけだろうか？

先日、豊島区で「東京オリンピック・パラリンピック フラッグツアー」というタイトルの催しが区役所のイベントホールで開かれていた。全く興味がない所為なのか、オリンピックフラッグが市区町村を駆け回っていることを、私は知らなかった。多くの人たちが会場前の通路にあふれ、ごった返しているのを怪訝そうに横切ったが、ここへ来る途中の道中での男性のスマホ会話を思い出し納得がいった。
「報道陣が多くてどうしようもない」
イベント参加予定だったその中年男性は、一般者だったらしくスマホでプンプン怒りながら、その情景を伝えていた。
会場内を覗くと椅子でびっしり敷き詰められ、一般者の席は中ほどから後ろに指定され、まさに立錐の余地がないほどの満席。立ち見の人が壁のように取り囲んでいた。視聴席中断から前列は報道関係者や関係者席とされ、まだほとんど着席されていない。にぎわい、互いに談笑している黒いフォーマルな服装の男女は、報道関係者や主宰関係者だったようだ。

自治体の唐突なイベントは、とかく誰の為に行っているものなのか、わからなくなる。

とにもかくにも幸い、我が全国仲人連合会 総本部もこのイベントに参加するので、3月4日、どういうイベントなのかレポートしに行こうと思う。