厚生労働省が毎年公開している人口動態時計を基に「平成28年度『婚姻に関する統計』」という報告書を発表しました。
この報告の中でも晩婚化という傾向が表れておりますが、今日の話は初婚と再婚の構成割合の年次推移についてです。
1975年から「夫婦とも初婚」の構成割合はジワジワと低下しており、逆に1975年12.7％だった「再婚（夫婦とも再婚、夫婦どちらかが再婚）」が2015年には26.8％となり、1975年から14.1％も上昇しました。婚姻実数の総数が1975年にはおよそ94.1万組強が2015年には63.5万組まで低下してます。この中で再婚の方の割合が上がっているのです。
うーん。ひょっとすると初婚の人には、年々その門戸が狭められているのでしょうか。結婚できるグループとできないグループという、嫌な言葉ですが「格差」が、様々な理由から広がりつつあるようです。

2007年～11年に離婚した人のデータから5年以内に再婚したかどうかの結果。全体で夫は約30％、妻は約20％が再婚しているそうです。離婚した年齢が若いほど再婚率は高いようです。こちらの細かな話は、社会科学的には興味深いですが、今日の要件はもっと軽い話。
「初婚・再婚の組み合わせ別の年齢差」というものです。
2015年でいえば、夫婦が初婚の場合、平均2.2歳は夫が上
夫婦とも再婚は3.8歳夫が年上
夫が再婚(妻が初婚)の場合、年齢差は平均で6.7歳年夫が年上。
妻が再婚（夫が初婚）の場合、年齢差は平均で0.1歳妻が年上。
という結果が報告されております。
このデータを見て、世の男性陣が「これは年下のお嫁さんが来てくれる。」なんて思っていたら間違いですぞ。
男性も女性も初婚の構成比は25歳～34歳までが大半を占め、再婚率もこの層で男性30％、女性も30～40％と高いだけ、40代、50代には厳しいですぞ。譲れる条件と譲れない条件は絞って、少しでもお見合いが成立する出会いを慎重に選んでください。